最近の園から
食育の会 すりごまをつくったよ!
今年最初の食育の会(10日)は、おせち料理やお雑煮・七草粥についてお話しました。
「お正月におせちやお雑煮を食べた人?」と尋ねると、たくさんの子ども達が元気良く手を挙げてくれました。おせち料理に入っているそれぞれの料理に込められた意味を紹介しました。会の前日(9日)の午後のおやつが七草粥であったことにも触れ、なぜ七草粥を食べるのか?ということを紹介し、「はるのななくさ」をらいおん組の子ども達がみんなに教えてくれました。「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ…これぞはるのななくさ!」と、声をそろえて見事に唱えていました。
11日は鏡開きの日といわれています。鏡餅を切らずに叩いて割る様子を伝え、会の次の日(11日)の午後のおやつの芋ぜんざいにお餅を入れていただく(幼児クラスのみ)ことを伝えると、歓声があがり楽しみにしている子ども達でした。
会では、おせち料理やお雑煮など「和食」の紹介の中で、昔から使われてきた調理器具として「すりばち」と「すりこぎ」を紹介しました。給食の時間には、各クラスで実際に子ども達や先生がごまをすり、「やったことある!」「いいにおいがする!」「ピーナッツのにおいみたい…」「まだごまのつぶがのこってるで!」など、変化していくごまの様子やだんだん強くなってくるごまの香りを感じていた子ども達です。自分達でつくった「すりごま」は、きんぴらごぼうにかけて食べました。普段よりも「おいしい!」「もっとかけて!」と嬉しそうに食べる姿が見られました。子ども達が直接食材に関わる大切さを改めて感じた場面でした。
これからも、給食では煮干しを粉末にして様々な料理(お味噌汁の出汁や炒め物など)に入れる取り組みを続け、子ども達と一緒に、ごまやちりめんなどをすり鉢ですりつぶして作るふりかけ作りなど、自分で作ることにも挑戦できるよう、食育を計画していきます。
(給食室より)